特集コラム
給食現場における暑さ対策


暦の上では秋となりましたが、まだまだ暑い日が続いていますね。
 
給食現場ではガスレンジや回転釜、スチームコンベクションなど加熱調理を行うため、熱気に包まれています。さらに洗浄機や食器乾燥庫も使用しているとなれば、厨房内の温度や湿度はさらに高くなります。
そうした環境に加え地域にもよりますが、夏場は外気温が30℃以上、場合によっては35℃以上の猛暑日となることもあるため、暑さ対策をしっかりしておけなければ、熱中症など体調不良のリスクが高まり危険です。
 
そこで今回は、給食現場での暑さを乗り切るための対策についてご紹介します。

 
 
 

●厨房内の温度上昇を防ぐには?

 

冷房の温度を下げて、できる限り厨房内を涼しく保ちしましょう。
エアコンのフィルターにホコリや汚れ付着していると冷房の効きが悪くなります。また換気扇や排気口の汚れがたまることで空気の通りが悪くなり、厨房内に熱気がこもります。暑くなる前に清掃や点検をしておくといいでしょう。
 
また、扇風機やスポットクーラーなどを使い、風や冷風を利用する方法もあります。厨房内に風を送り込むため、調理台や棚のホコリが舞わないよう使用する際には、厨房内を清掃しておく必要があります。扇風機の羽根もホコリが積もりやすいため、こまめに清掃を行うことで衛生が保たれます。また、厨房内に日差しが入る場合は、日よけをして強い日差しが入らないようにしましょう。
 
 

●こまめな水分補給を

 

夏の厨房での作業は、尋常じゃないくらいの汗が出ます。特に洗浄業務は、まるでサウナ状態です。そのため、しっかり水分補給を行わないと体の水分と電解質が失われ、脱水状態になってしまいます。冷たい水や麦茶に加えて、経口補水液やスポーツドリンクなど水と電解質が補給できるドリンクもとるようにしましょう。休憩中などに塩飴や梅干しを食べることも熱中症対策におすすめです。
 
水分をこまめにとるとトイレも近くなるため、面倒臭いと感じる場合もあるかもしれません。確かに忙しいさなかに白衣と帽子を脱いでトイレに行き、また着直すのは時間もかかり大変です。しかし、体調不良を起こさないために水分補給することも、大切な仕事ととらえてはいかがでしょうか。
 
 

●体の体温上昇を抑えるための工夫

 

厨房白衣や白衣の下に着用する衣類を通気性のよいものにすることで、体の熱を溜め込みにくくします。また汗を吸収して、速乾性のあるものを選ぶと汗のベタつきも軽減でき、不快さを感じにくくなります。
また、首の周りなどに冷却タオルや冷却シートを利用すると、体温の上昇を抑えられます。暑い日は、涼しい部屋で休息を挟みながら業務を行うことが必要な場合もあります。
 
 

●体調管理に気をつけて暑さを乗り切りましょう

 

給食現場での作業はとても体力を使います。さらに暑さという環境もあり、働くうえでは自身の体調を万全にしておくことがとても重要になります。夏の現場は特に暑さが増すので、本コラムを参考に暑さ対策をして自身の体調管理をしっかりと行いましょう。また、欠食や偏食、睡眠不足も体力低下、体調不良の原因にもなるので、バランスのよい食事と十分な睡眠も意識しながら、日々現場に入るようにしましょう。

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