【行事食の事例紹介】感謝の気持ちを伝えるオムレター給食! 学校 山崎昌子さん|特集コラム

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【行事食の事例紹介】感謝の気持ちを伝えるオムレター給食! 学校 山崎昌子さん


全校で楽しむことができたオムレターを提供してくださった山崎昌子さんに、オムライスを提供した日の給食を紹介していただきます。

 
 
 

当日の献立

 

・オムレターのオムライス
・キャベツのスープ
・はるみ
・牛乳

 
 

オムライスを提供したきっかけ

 

今回、周りの人への感謝の気持ちを伝えるメッセージや、新年度に対する決意表明などを書いてもらおうと、ケチャップでメッセージを書くオムレターのオムライスを提供しました。オムレターというキャッチなネーミングは学校給食で受け入れやすく、調理さんたちも提供に賛同してくれました。
 
また、オムライスにオムレターを書いて感謝の気持ちを伝えることは、「生きた教材」としての給食になると思います。

 
 

調理のポイント

 

給食は衛生面や調理工程に配慮する必要があるので、調理さんとの打ち合わせは入念に行いました。オムライスの提供は初めてだったので、実際に給食室のスチコンを使用して実際に試作を行い、1人当たりの卵の量を決めました。
いつもの卵焼きより1鉄板当たりのカット数が少ないのでスチコンの回転数が多くなること、卵同士の癒着を考慮した配缶時間にする必要があるため、工程に余裕を持たせた献立構成にしています。450食弱の食数を安全に提供できる調理工程と献立構成に気を配りました。

 
 

生徒たちの反応

 

オムライス(オムレター)を提供する前から、献立表に対する反応があり好感触でした。当日は、書いた内容を教えてくれる生徒や、楽しそうにオムレターを書く姿が多く見られました。片付けをしていた調理さんに、「めちゃめちゃ良かったです! 楽しいって書きました!」と報告してくれた男子もいたそうです。先生も写真を撮ったり、管理職からも給食の様子を聞かれました。今まで提供してきたイベント給食の中で、一番盛り上がった企画となり、大成功だったと感じました。

 

 

学校給食は、求められることとできることが一致しない場合があるので、他職種との連携が大切です。栄養士の想いだけで給食を提供しても、調理さんをはじめ教職員や児童生徒に理解や協力が得られず成功しません。給食提供だけでなく、日々のコミュニケーションを通じて学校の状況を把握し、他職種と良好な関係を築くことが、イベント給食を成功に導く鍵となると今回のオムライス(オムレター)提供を通じて実感しました。今回のオムライス(オムレター)の提供は、全校で楽しむことができ、改めて学校給食の良さを感じました。

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