特集コラム
給食業務に携わる管理栄養士・栄養士さん必見!日本人の食事摂取基準(2025年版)基準値一覧
令和6年10月に厚生労働省から「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書が公開されました。本コラムでは、各栄養素の基準値の変更点において給食現場における管理栄養士・栄養士の方に押さえておきたい部分をまとめました。どのように変化したかチェックしてみましょう。
表の見方
表のセル内の数値について、2020年版と比較して変更があったものは下記の通りに表示しています。
・変更があった場合:左側に2020年版、右側に2025年版
さらに
・減少したもの:青色
・増加したもの:赤色
・設定が見送られたもの:灰色
特に変更がないものは、2025年版のみ記載しています。
身体活動レベル
【年齢区分及び身体活動レベル(カテゴリー)別の身体活動レベル基準値(男女共通)】

推定エネルギー必要量
【推定エネルギー必要量(kcal/日)】

たんぱく質
今回の改訂で変更はありませんでした。
脂質
今回の改訂で変更はありませんでした。
炭水化物
今回の改訂で変更はありませんでした。
食物繊維
【食物繊維の食事摂取基準(g/日)】

ビタミンA
【ビタミンAの食事摂取基準(μgRAE/日)】

ビタミンB1
【ビタミンB1の食事摂取基準(mg/日)】

ビタミンB2
【ビタミンB2の食事摂取基準(mg/日)】

ビタミンC
【ビタミンCの食事摂取基準(mg/日)】

ナトリウム(食塩相当量)
【ナトリウムの食事摂取基準(mg/日、( )は食塩相当量[g/日]】

カリウム
【カリウムの食事摂取基準(mg/日)】

カルシウム
【カルシウムの食事摂取基準(mg/日)】

マグネシウム
【マグネシウムの食事摂取基準(mg/日)】

鉄
【鉄の食事摂取基準(mg/日)】

まとめ
日本人の食事摂取基準(2025年版)の変更点について、3回にわたって解説しました。
今回の改訂では、健康日本21(第三次)の方針を踏まえ、骨粗鬆症が新たな関連疾患として追加されました。また、アルコールに対する扱いが変更になったことや、多くの栄養素で各指標の策定方法が見直されています。日々、忙しい業務の中で細かく読み込むことは難しいかもしれませんが、積極的に活用していけるように数値だけではなく、その背景なども含めて読み込んでみてはいかがでしょうか。
参考文献
・厚生労働省:「日本人の食事摂取基準(2020年版)」策定検討会報告書
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_08517.html(閲覧日:2025年6月2日)
・厚生労働省:「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_44138.html(閲覧日:2025年6月2日)
・厚生労働省:「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-kenkou_539644.html(閲覧日:2025年6月2日)
・厚生労働省:「日本人の食事摂取基準(2025年版)スライド集について
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_49171.html(閲覧日:2025年6月2日)
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